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2015-12-11
IFFT/インテリア ライフスタイル リビング2015

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東京ビッグサイトにて11月25日から27日にかけて開催された「IFFT/インテリアライフスタイルリビング」に出展してきました。今回は大川家具工業会の出展企業28社の中の1社として参加しました。産地大川としても6年ぶりのIFFT展の出展ということで多くの企業が参加しました!『Manuf』としてではないですが、前回の産地大川としての出展の際にも参加しておりその時との違いや変わったなと感じた点を改めて考えてみたいと思います。

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今回のIFFT展での1つの大きなテーマのように見られたのが、国産材活用のアピールでした。産地大川でもプロジェクトとして国産材を使った家具の展示があったり、またメーカーにおいても積極的に国産材を使っているところが多く見かけられました。ここ数年、国の政策での木材利用の促進が行われておりこの流れは今後も続くと思われます。

そして、展示の仕方と言いましょうか見せ方も変わったなと感じたのは、ただ単に商品を並べて見ていただくというだけではなく、その作り方や、作っている職人さんであったり、自分たちのモノづくりの姿勢みたいなものをアピールしているところがたくさんありました。見ている方々も、その商品がどのような考え、コンセプトで作られているかやどうやって作られているのか?といった点を重視しているように感じました。
またそこから見えてきたのが、メーカー側もただ単に椅子やテーブルといった商品を新たに作ってくるのではなく、きちんとしたコンセプト、ストーリーを考えてからの商品といったものが多く見受けられました。

東京での展示会は多くのお客様だけでなく、色んな職種の方とお話しする機会がありとても楽しく多くの刺激を受けます。また来年も参加できるように、頑張りたいと思います!

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最終日は終わった後に搬出があるのですが、さっきまできれいに並んでいたものが一気に片づけられ、何もない会場になっていく様子は何回体験してもおもしろいです!

2015-09-18
別注色について

マニフの商品においては、基本的にナチュラルとブラウンの2色展開になっていますが、オイル自体はもっとたくさんの色を持っていますので、写真のような色にも仕上げることが出来ます。

 

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ぐっと落ち着いた印象です。

 

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2015-09-08
タン、タン、タン、タン、単焦点

本文と題名は全く関係ありません。
単焦点レンズを購入したので試しにパシャリ。確かになんだか写真を撮るのが上手になった気がしますし、自分自身が動かないといけないので気に入った写真が撮れると、とても嬉しくなります。こうしてレンズ沼にはまっていくのでしょうね。

今回、撮影したものは最後に行うコーティングの作業前のものです。Manufの商品は、着色はオイルを使用していますが、その上から専用のコーティングを施すのが特徴になっています。塗料はウレタンですが、いわゆるウレタン塗装のように何層にも塗っていくということはしませんので、木本来の風合いや持ち味を出来るだけ残した仕上がりになっています。そしてオイルの上に塗膜ができますので水分の浸透防止や日焼け防止になります。また基本的にメンテナンスは必要ありません。
塗装に関しては、メーカーや工房によって様々な考え方がありますので、一概に何が正しいとは言い切れません。ただ、Manufにおいては普段から気兼ねなくお使いいただけることが一番と考え、また傷や汚れが気になってきた場合でも無垢材を使用していることで、後々の削り直しなどの手直しが可能となっています。

 

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部材をのせたものをひっかけて、ぐるぐると。

 

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ご希望によって、コーティングをしないということも出来ます。その際は定期的なメンテナンスが必要になってきますが、ご家族で楽しまれてより一層愛着のわくものになっていくような気がしますね。

 

2015-08-27
木材加工用機械 その1

先日から九州地方に台風15号が上陸し、様々な被害をもたらしました。工場のある福岡県筑後地方はフルーツなどの栽培もさかんに行われており、収穫間近の農作物にも被害が及びました。そんな中、うちの工場では大きな被害はなかったのですが、雨漏りにより機械の一つが水浸しになってしまいました。使っている機械は古いものばかりで、なかなか新しい機械を買うことも出来ませんので手直ししつつ使っています。20年、30年選手もたくさんいます。なんとか修理できるとよいのですが。
さて、機械の話もでてきましたので今回は工場で使っている木材加工用機械についてご紹介します。色々と種類がありますので、ちょこちょこと小出しに紹介していきたいと思っています。

 

クロスカットソー

 

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テーブルを作る際や、椅子の部材などを作る時、基本的に最初に使うのがこの「クロスカットソー」という機械です。日本語では、「のこ軸移動横切丸のこ盤」というそうです。ほとんど使わない名前ですが、こちらのほうがどんな機械なのかは分かりやすいですね。前後方向に進出後退する丸のこによって、左右方向に長いテーブル上に置かれた加工材を、切断する横切り専用の丸のこ盤です。木取り用で径の大きな丸のこを取り付けることが出来ますので、厚い材料なども切断できます。この作業では仕上がり寸法よりも大きめにカットしていきます。
この前には、テーブルの寸法を考慮して使う材料の量や割れや節、また色味などを見てどの材料を使うかの仕分けがあります。そういった部分は機械には出来ないところです。それではまた次回。

 

2015-06-04
回りまわって出来るもの

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ここ福岡県はもうすでに梅雨に入ってしまいました。木を取り扱っている仕事にとってこの時期はなにかとやっかいな時期になります。そしてもう少しするとこの地方では田植えが始まります。麦との二毛作をしているところが多いので大体この時期になるようです。
さて、うちの工場では数年前から野菜作りを始めました。(無農薬です!)
無垢材で家具づくりを行うと毎日大量の木くずが発生します。工場の中にはたくさんのダクトが通っていて、そこから吸い込まれて写真にあるサイロのようなものに集まってきます。1週間から10日もすればいっぱいになります。(あまりに多くなりすぎると木くずが雪のように降ってきます。悲惨です。)なので定期的に取り除かなければなりません。そこでうちでは近所の牧場の方に取りに来てもらっています。その牧場では牛の糞と木くずを混ぜ合わせ堆肥を作っています。これがとてもいい堆肥になるそうです。そしてその堆肥を少し分けてもらい、野菜の肥料として使っています。
ごみでしかないものを有効に活用して、おいしい野菜ができる!まさしく循環であり、関わる全ての人が益をえます。誰かだけ得をするのではない、とてもいいサイクルだなあと思います。今はリーフレタスが最高においしいです!

 

2015-05-09
製材所に行ってきました

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少し前の話になりますが、取引のある製材所に行ってきましたので、材料や木材の乾燥のことについてお話ししたいと思います。「Manuf」で使用している木材はレッドオーク材で、北米からの輸入品です。あちらの乾燥技術は高く、ほとんどが乾燥された状態で入ってきます。基本的には材木屋さんが買い付 けしたものを、必要な分だけ買うというスタイルです。当社も使用して減ってきたら補充してもらうという感じですが、大きいメーカーさんの中には乾燥機を持っていらっしゃるところがありますので、自社で乾燥するというところもあります。

今回お邪魔したところは、熊本にある製材所さんで県内でも唯一広葉樹の乾燥が出来るところです。こちらにお願いしているのは、「Manuf」の材料ではなく、地元でとれる桧材です。国内でとれる木材は針葉樹である杉や桧が多く、また家具材ではなく建築材として流通しているものがほとんどです。最近では国の政策で国産材を使おう!という流れになっていますが、家具の材料としてはまだまだほんの一部といったところです。なぜ利用が進まないのかという一番の理由がこの乾燥だと思います。家具用の材料は一般的な建築材のものよ り、もう少し乾燥させて含水率を落とさないといけません。そのノウハウを持っている製材所さんはごくわずかだと思います。また、厚みや長さなど建築材とは異なるものなので、安定した供給がなかなか見込めないのが現状です。しかし、これから国産材の割合は確実に増えていくと思います。

写真には乾燥機が写っています。今まで乾燥と何回も言ってきましたが、基本的に乾燥というと人工乾燥のことです。だいたい70度くらいになっている乾燥機の中に 3週間ほどいれるそうです。(樹種や大きさなどで違いはあります)そしてその後、しばらく養生させてから出荷されるということでした。少し中を見せてもらいましたが、「ちょっと温度が低いかなぁ」とすぐにおっしゃってました。さすがの経験!これもひとつの技術だなと思った一日でした。

2015-04-23
アクリルテープで編んでみました

 

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前回は「いぐさ」で編んでみましたが、今回はよく見かける「アクリルテープ」で編んでみました。今まではロープ状になっているものでしか編んだことがなかったので、このように幅広のテープ状になっているものは初めてでした。単純に幅が広いから早く終わるだろうと思っていましたが、なかなかに大変でした。今までは基本的に平行に編んでいくものでしたが、テープのものだとどうしても斜めになってしまいます。なので、最初と最後のおさまりがうまくいきませんでした。(表はそうは見えませんが、裏では・・・)試行錯誤しつつ、なんとか完成させたのですが、まだまだ考えないといけないようです。

ワークショップ用に
ついでに子供用の椅子にも編んでみました。いつものペーパーコードでしたら大体4時間位かかるのですが、このテープのものだったら1時間位で出来ました。これくらいなら、イベントなどでのワークショップにぴったりだなと思いました。今回は3色しか使いませんでしたが、テープを取り寄せたところにはもっとたくさんの色があって、他の色でも試してみたくなりました。さて、次は何の素材で編んでみようかな。

2015-04-09
椅子座編み用の材料について

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今回は座編み用の材料についてお話したいと思います。普段使っているものは、ペーパーコードと呼ばれているもので、読んで字のごとく紙紐です。現在使っているのは日本製の紙紐で、三本の細い紐をよって一本にしたもので耐久性も充分にあります。(二本をよっているものもある)
樹脂を含浸させた紙をよった紐は、従来の植物の茎や葉をよった縄と比べて、紐の品質が全体に渡り均一であることや、座面として十分に強度があること、さらに使用感も優れていることなどの理由で1940年代頃から椅子に用いられだしたと云われています。改めてペーパーコードの利点とは何かと言いますと、まず素材自体の重さが非常に軽いものとなっていますので軽量化が図れます。またクッション性がありますので適度に座面が体にフィットします。しかし一番の利点は編み直しが出来ることにより長く使いづつけることが出来ることだと思います。『Manuf』のコンセプトの一つである、「使い続けれるもの、受け継いでいけるものを作る」という点に関して最適の材料と云えます。

いぐさで編んでみた

先日、ひょんなところで熊本の縄屋さんと知り合う機会があり、以前から興味のあったいぐさ縄で椅子を編んでみたいということを話したところ、知り合いを当たっていただけるとの事で楽しみに返事を待っていました。蛇足になりますが、熊本県八代地方はいぐさの生産地で国産畳表の8~9割を作っているそうです。
しかしなかなかお返事がきませんでした。何故かというとその方は九州では珍しい、瓦葺の屋根をつくる職人さんで色んな場所から依頼があり、あちこちで仕事をしているとのことでした。
いぐさで編む?と疑問がわく方も多いのではと思います。わたくしもその一人ではあったのですが。ちょっと調べてみると、ラッシュ編みと云いイギリスなどで古くから行われているものでした。日本では居酒屋さんやおそば屋さんで見かける編みの椅子が、身近にあるラッシュ(いぐさ)を使ったものではないでしょうか。またいぐさに似た姿の種として、ホソイやフトイといったカヤツリグサ科の植物があります。(いぐさはイグサ科)フトイなどは『松本民芸家具』に使われています。近いところで全国で大分県の国東半島でしか栽培されていないいぐさの一種で、「しっと」とも呼ばれる七島い(しちとうい)などというものもあります。
前置きが長くなりましたが、ようやくいぐさのロープが届き、さっそく編んでみました。椅子のデザインも関係するとは思いますが、いぐさを編むことにより、どことなく民俗的な雰囲気なものに仕上がった印象です。

今回、いぐさで編んだことによりもっと色んなもので編んでみたらどうなるだろうと、一層興味がわいてきました。少し考えただけでも、麻紐や水草など。まず前提として、長いロープ状になっているものしか現在では編めないのですが。とりあえず次回はこちらはよく見かけます、アクリルテープを使って椅子を編んでみたいと思っています。その様子はまたアップいたします!

2015-03-27
そろそろ薪の出番も終わりです。

最近、薪ストーブを使われている方がけっこういらっしゃるようで、
うちの工場でも端材を薪としてお分けしています。ここ数日は、桜も
咲き始め日中はすっかり暖かくなってきましたので、そろそろ薪の出
番も終わりのようです。
家具の材料はほとんどが広葉樹です。しかも、しっかり乾燥されていま
すので、すぐに使えます。
薪ストーブの薪としては、火持ちも良く暖か
いので最適です。工場では針葉樹でヒノキ材の取扱いもありますので、
付け火用にヒノキ材もあると便利かもしれません。
端材なので小さめのものがほとんどですが、扱いやすいのではないかな
と思います。次の出番は11月頃ですね。

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2015-03-24
サクラの季節。

昨日、今日と広川町は晴れています。
風はまだまだ冷たいですが、陽の当たるところは
暖かくて
工場の桜のつぼみも開き始めました。
桜と言えば、家具の材料にも樺桜という木材があります。
でも、桜とは言いますが、お花見で見る桜とは全く違う
カバノキという種類になります。桜の木と心材が似ている
ことから、樺桜と呼ばれています。20150324

2015-03-20
4ヶ月の赤ちゃんでも座れます。

manufのチャイルドチェアは4ヶ月の赤ちゃんでも座れます。
肘かけが付いているので
、まだひとりでお座りできない赤ちゃんでも
テーブルと合わせてお使いになれば、テーブルとチェアの隙間が狭く
なるので、ころんと落ちることも減ります。
座面は木ではなくペーパーコードなので、滑りにくくなってます。
家具の街、大川市内のカフェでのイベントに参加した時は小さなお子
様たちにたくさん座ってもらいました。赤ちゃんも機嫌よく座ってく
れてます。

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2015-03-10
木材の端っこはとてもカラフルです。

IMG_6737IMG_6740こちらの工場にはテーブルやチェアの材料として、manufで使うオーク材以外にも数種類の木材を入荷します。
入荷した木材の端っこは、とてもカラフルなんです。
割れ防止という意味もあるらしいのですが、製材している会社が分かるように塗っているようです。
そんなに色んな色があるわけではありませんが、材料が入荷すると今度はどんなのが来たのか楽しみです。
このような状態が見られるのは、バンドでまとめてある入荷した時だけなんです。数日後には木取りされテーブル
やチェアになっていきます。

このような名前の入ったものもあります。こちらはフィンランドから届いたパイン材です。
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2015-03-07
ペーパーコード編みその2

少し間があきましたが、その1に続いての編み作業について書きたいと思います。縦の編みが終わって横の編みに移るのですが、ここからはひたすら表を編んで裏を通すという作業の繰り返しです。最初の方は進んでいるのが分かるのですが、途中からちっとも進んでいる感じがしなくなります。それを乗り越えると後は早く感じるのですが。
横の編み作業でも大切なのは力加減を一定にすることです。縦に比べて本数が多いので、途中途中で見本と照らし合わせて確認することが大事になってきます。(後で泣くことになるので)また写真を見てもらうと分かるように、きちんとまっすぐきれいに編んでいくことも大事です。編んでいくと、どうしても縦の紐が引っ張られるのでそれも修正しながら進めます。引っ張るというと、写真のような色が付いた紐は抵抗が強いのでよく見るキナリのものより余計に時間がかかってしまいます。
編み方にも色々ありまして、L字のフックのようなものを使って、表だけ編んでいくようなやり方もあります。その方が、編むのも早く紐の量も少なくてすみます。しかし、耐久性を考えると裏を通すやり方の方が長持ちすると思います。今はいわゆる「カナコ編み」と言われる編み方のみですが、今後はYチェアのような編み方(正式名称はないようです)の商品も作っていきたいと思っています。IMG_6711 IMG_6714

2015-03-02
青い屋根のmanufの工場です。

IMG_6727工場のある福岡の広川町は今日はとてもいいお天気でした。
工場の青い屋根も空にとけ込んでいました。
今の時期にこんなにもいいお天気だと、花粉症の私は個人的には少々鼻が
ムズムズします。いつもは気にならない工場内の木くずも少々ツラく感じて
しまったり、人によっては木の種類で、よりツラく感じる材料があるようです。

2015-02-25
ワークショップについて考えたこと

月曜からの3日間、近くの中学校の生徒さんが職場体験に来られました。椅子の座編みに挑戦してもらったのですが、いきなり1人で編めと言われても難しいだろうなと思い、2人で協力してやってもらいました。しかし最後には、1人ずつ自分の椅子を編んでもらい、なんとか3日間で完成させることが出来ました。

ワークショップについて

ふと考えたのが、3日間生徒さん達の横で通常の編み作業をしていたのですが、こういった形で編んでみたいという人に教えることが出来るのではないかという事でした。いつかワークショップをやりたいとは思っていたのですが、まだまだ複数のお客様をお迎えするという環境ではなく、外に出てやるしか方法はないかなと思っていました。しかし、今回こういった形で2人とも完成させることが出来、しかもある程度やりたい人の都合がきくというのが一番の利点ではないかと考えました。日にちが決まっていると都合が合わなかったり、またサービス業などのお仕事をされている方は土日は無理になってきます。都合のいい日、時間に来てもらい自分の、または子供の椅子を自分の手で編んでいく。なかなか楽しそうではないですか!まあ、色々と課題はありますが難しいことではないような気がします。あとはやりたい人がいればの話なのですが。IMG_6717 IMG_6716 IMG_6720

2015-02-24
テーブル天板の凹み加工について

IMG_6275テーブルのオプション加工、『凹み』についてのご紹介です。
丸いテーブルは、自分の体の両側からテーブルのふちが離れていきます。
小さなお子様は食べているものが落ちやすくなったり、お絵かきなどをするときも肘が
落ちてしまったりします。それを解消したいと思い、凹みの加工をオプションに加える
ことにしました。
私自身が小さな子供を持ち、丸いローテーブルを使っていて不便さを感じることもあり
ましたので、思い切ってくり抜いてみました。2年程使っていますが、使いやすいなあと
感じます。子供たちも凹んでいるところが自分の場所と認識して、そこに座ります。
子供たちだけでなく大人も何となく凹んでいるところに座ってしまいます。体から両端が
離れていかないので、大人にとっても使いやすく感じます。おばあちゃんになったら、
凹んでいる場所はきっと私の定位置です。

 

2015-02-14
編み作業 その1

「ててて見本市」に出展していましたので、久しぶりの編み作業となりました。
まず初めに縦の紐を編んでいくのですが、この際真ん中に行くまでが重要になります。写真を見てもらうと分かりますが、巻きつける木部がカーブしています。これは座り心地を良くするためにカーブしているのですが、真ん中に行くまでは下がった感じになっています。すると編む際に力を入れて引っ張ると、どんどん下がってしまいます。そのため、編む度に修正をしなければなりません。隙間が空いたり、引っ張りが足りなかったりまた引っ張りすぎたりすると紐の大きさが変わってしまうので、最後に本数が合わなくなることがあります。真ん中までいってしまうと後は早いのですが、縦の編み作業は全体の四分の一位の感じです。これからが本番ですね。続きはまた次回に。(写真の椅子は別注色のものです)IMG_6704 IMG_6709

2015-02-09
『ててて見本市』2015

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『ててて見本市』は、様々な手工業品を「作り手」
が「伝え手」に伝える見本市です。今回は75組の「作り手」が集まり開催されました。

会期中は、1日だけ冷たい雨が降ったものの3日間合計で、3,000人を超える「伝え手」の皆さんが来場されました。ピーク時の会場は満員電車のような人・人・人だらけでした。さすが東京だなと感じたのは、夕方の5時6時を過ぎてからもお客様が増えていくことでした。(地方の展示会では考えられません!)

そして、第4回目となる今回は75組のさまざまな「作り手」が集まりました。日本全国、色々な場所からの参加です。(その中でも福岡の人達が多かった!)普段は家具だけの展示会ばかりなので、このような本当に様々な仕事や産業の人達と同じ展示会に参加することが久しぶりでしたし、こんなに出展者同士の距離が近いのは初めてでした。なかなかゆっくりお話はできなかったのですが、どの出展者の方々も様々な問題があり、そしてそれを乗り越えるべく努力し、新しい何かを生み出そうとしている思いや、伝えたい価値をお持ちになり、その思いをたくさんの人たちに届けたいという気持ちがひしひしと伝ってきました。

そんな「作り手」の人たちに刺激を受け、そして多くの「伝え手」の方々とお話しすることができ、とても楽しい展示会になりました。こんなに終わるのが寂しく感じた展示会は初めてでした。来年も参加できるように1年頑張っていきたいと思います!

往復がフェリーだったので、さすがにそこは体に堪えました。