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桜について②・・・実はカバです。でも、とても綺麗です。
家具の材料としての桜とは、主に『樺桜(かばざくら)』といいます。
実際のところは、サクラではなくカバノキの一属です。
サクラの一種にもカバザクラと呼ばれるものがありますが、『蒲桜』と書きます。
同じ呼び名ですが、全く違う樹種なんです。
桜に木目が似ていて、比較的安価に入手できることから、桜の代用品として樺が使われる
ようになり樺桜と呼ばれるようになったのでは、ということのようです。
比較的安価とは言われますが、私には十分お高い材料だと思います。
家具やフローリングによく使われていますので、みなさんも目にされるのではないかと思います。
家具では、赤茶色系の塗装をすると民芸家具のイメージで仕上がります。
画像は、クリアオイル塗装にお手入れいらずのトップコート仕上げです。木目が出て、とても綺麗
なんです。
私の家にもフローリングに樺桜が使われています。築12年ほど経ちますので、残念ながらツヤがなく
なってしまっています。
またワックスをかけなくてはいけませんね。やはり、ある程度はお手入れ大事です。
お手入れ大事!とは分かっているんですが、ズボラな私は面倒だなと感じてしまいます。
そこで、当工場で製造しているテーブルです。
私のようなズボラな人にもお手入れがいらないような塗装をしており、安心してお使いいただけます。
普段のお手入れといえば、台拭きで拭いていただくくらいです。
どうしても経年劣化で、だんだんツヤはなくなってきますが、表面を削って塗装をやり直せば、また
新品のようにピカピカになります。使い方にもよりますが、15年~20年後くらいでしょうか。
何故か、表面を削っても紫外線による日焼は完全には取れないのですが、それが返っていい感じになります。
今まで使ってきた家族の歴史が完全になくなってしまうのも寂しいので、私は全くの新品のようにならない
それくらいの感じがちょうどいいんじゃないかなと思います。