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2015-02-24
テーブル天板の凹み加工について
テーブルのオプション加工、『凹み』についてのご紹介です。
丸いテーブルは、自分の体の両側からテーブルのふちが離れていきます。
小さなお子様は食べているものが落ちやすくなったり、お絵かきなどをするときも肘が
落ちてしまったりします。それを解消したいと思い、凹みの加工をオプションに加える
ことにしました。
私自身が小さな子供を持ち、丸いローテーブルを使っていて不便さを感じることもあり
ましたので、思い切ってくり抜いてみました。2年程使っていますが、使いやすいなあと
感じます。子供たちも凹んでいるところが自分の場所と認識して、そこに座ります。
子供たちだけでなく大人も何となく凹んでいるところに座ってしまいます。体から両端が
離れていかないので、大人にとっても使いやすく感じます。おばあちゃんになったら、
凹んでいる場所はきっと私の定位置です。
2015-02-14
編み作業 その1
「ててて見本市」に出展していましたので、久しぶりの編み作業となりました。
まず初めに縦の紐を編んでいくのですが、この際真ん中に行くまでが重要になります。写真を見てもらうと分かりますが、巻きつける木部がカーブしています。これは座り心地を良くするためにカーブしているのですが、真ん中に行くまでは下がった感じになっています。すると編む際に力を入れて引っ張ると、どんどん下がってしまいます。そのため、編む度に修正をしなければなりません。隙間が空いたり、引っ張りが足りなかったりまた引っ張りすぎたりすると紐の大きさが変わってしまうので、最後に本数が合わなくなることがあります。真ん中までいってしまうと後は早いのですが、縦の編み作業は全体の四分の一位の感じです。これからが本番ですね。続きはまた次回に。(写真の椅子は別注色のものです)
2015-02-09
『ててて見本市』2015
先週の2月4日から6日にかけて、東京東雲にて『ててて見本市』2015に出展してきました。
『ててて見本市』は、様々な手工業品を「作り手」が「伝え手」に伝える見本市です。今回は75組の「作り手」が集まり開催されました。
会期中は、1日だけ冷たい雨が降ったものの3日間合計で、3,000人を超える「伝え手」の皆さんが来場されました。ピーク時の会場は満員電車のような人・人・人だらけでした。さすが東京だなと感じたのは、夕方の5時6時を過ぎてからもお客様が増えていくことでした。(地方の展示会では考えられません!)
そして、第4回目となる今回は75組のさまざまな「作り手」が集まりました。日本全国、色々な場所からの参加です。(その中でも福岡の人達が多かった!)普段は家具だけの展示会ばかりなので、このような本当に様々な仕事や産業の人達と同じ展示会に参加することが久しぶりでしたし、こんなに出展者同士の距離が近いのは初めてでした。なかなかゆっくりお話はできなかったのですが、どの出展者の方々も様々な問題があり、そしてそれを乗り越えるべく努力し、新しい何かを生み出そうとしている思いや、伝えたい価値をお持ちになり、その思いをたくさんの人たちに届けたいという気持ちがひしひしと伝ってきました。
そんな「作り手」の人たちに刺激を受け、そして多くの「伝え手」の方々とお話しすることができ、とても楽しい展示会になりました。こんなに終わるのが寂しく感じた展示会は初めてでした。来年も参加できるように1年頑張っていきたいと思います!
往復がフェリーだったので、さすがにそこは体に堪えました。