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2018-03-19
ペーパーコードチェア修理

先日、依頼されたペーパーコードチェアの編みなおしをさせていただきました。

主材はパインのような針葉樹系の木材でしたが、中の幕板の部分などは、ブナのようなもので堅い木を使ってありました。

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全体的にはとてもきれいに残っていましたが、座の前の部分が切れていて、接着剤で補修してあるのが見られました。

ちょうど体重がかかる部分で、しかも表だけ編んであるタイプで、どうしても長年使っていくと痛みやすいところでもあります。

 

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こちらは修理した後のものです。以前のものは釘を使って、表面しか編んでいない状態でしたが、今回は裏まで編んで強度をもたせました。

 

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時間はかかってしまいましたが、フレームの方のがたつきや抜けているところもなかったので、これでまた長く使えるようになると思います。

今回、こうやって修理をして考えさせられたのは、確かに時間をかけてやれば丈夫にそして長く使えるようになると思いますが、やはりその分手はかかってしまいます。

修理する前のやり方ならば、おそらく1日に2脚ほどは編めるのではないかと思います。今回のやり方では、1日に1脚程度しか出来ません。

いわゆる生産性?というやつでしょうか。ただこれは考え方の問題でありどちらが正しいということではないと思います。

自分たちが大切にしている考え方を進める方法論の違いと言いましょうか、改めてどういった思いでものづくりをしているのかを考えさせられた依頼でした。

2018-02-22
ペーパーコード編み作業

 

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写真は編み作業途中のものです。もう横の編み作業に入って残りあと半分といったところでしょうか。なぜこんな裏側の写真を撮ったのかと言いますと、manufの椅子はきちんと裏まで編んでいるんですよと、教えたかったからです。ペーパーコード編みの椅子でも、色んなパターンの編み方があります。現在、修理を依頼されている椅子は裏は通さず、折り返したような編み方をしています。(詳細はまた後日お伝えします)この編み方ですと、紐の使用量も少なくて済みますし、何より早く仕上げることができます。しかし、いかんせん上面だけで体重を支えることになりますので、紐へのダメージが大きくなります。実際この椅子も紐が切れてしまって、修理をしています。これはどちらが正しいとかいう問題ではありません。何を重視しているのかということだと思います。manufの家具は長く使え、そして人から人へ受け継がれるような家具を目指しています。その為に、時間はかかりますが写真のような編み方をしています。さてもうすぐ完成だ!

2018-02-09
力加減にご注意

 

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PCコートハンガーの450サイズです。このサイズで、初めてナイト(黒)で編みました。

これまではワラ(きなり)で編むことばかりでしたので、力加減に注意しながらの作業でした。

なぜかというと、ワラとナイトでは紐の伸び具合といいましょうか、引っ張ると太さが変わってしまうので、

同じような力で編んでいくと収まる本数が違ってきてしまうのです。

いつも同じ色ならいいのですが、そうもいきませんので毎回途中途中で確認しながらの作業になります。

人によっても力加減は変わってくるので、基本的には最後まで一人の職人さんが編むようにしています。

2018-02-02
埋まっているもの

部材を木取りしていると、何か光るものを見つけました。

 

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弾丸でした。回りにも影響してますね。

特にそんなに大きな音もしなかったので、刃もそれほど痛んではいないと思いますが。

狩りなのか、はたまた射撃の練習か。アメリカならではといったところでしょうか。

日本では、神社などから伐採された木材からは、よく釘が出てくるといった話を聞いたことがあります。

こわいこわい。

 

 

2018-01-19
2018年大川家具新春展

1月10.11日に開催された、家具のまち大川で1年で1番賑わう大川家具新春展にて、

manufシリーズの新商品である「PCベンチ126」をお披露目しました。

今までは椅子のラインナップしかなかったので、ベンチでの展示は非常に目を引く形となり、様々なご意見を聞くことができました。

合わせて長方形のテーブルも試作品として出品しました。こちらはもう少し煮詰める必要があるようです。

今年はベンチに続き、長方形のテーブルやスツールなど新たな商品をどんどん作っていきたいと思っております!

お楽しみに!

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2017-05-16
職人さんの足元

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職人さんの足元には小さな四角がぱらぱらと落ちていました。
部材の長さを揃えるために切り落とされた四角たちです。
木屑が落ちていたり、もう少し大きな端材が落ちていたり、その時その時で違った足元が見られます。

2017-05-06
オーク材のデスク

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先日、オーク材のデスクを納品してきました。
manufのラインナップのものではありませんが、別注でお作りさせていただきました。
お客さまのご要望で、鉄製のデスクの脚をお取り寄せしました。予想通り、とてもとても
かっこよく仕上がり、ご満足いただけました。
こんなすてきな事務所で使っていただけるなんて、私たちもうれしいです。

天板・・・オーク材 30mm厚 木地色
脚・・・・・鉄製(取寄せ)

2017-04-27
コートハンガー450・750

 

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先日、大川の展示会にて出展してきました。
かわいいね~と足を止めていただき、何件かご注文をいただきました。
ただ今、作成中です!早く、お客さまの元へお届けできたらと思います。

そして今回の展示会ですが。グリーンの壁に大きなロゴ・・・
注文していたものよりはるかに大きいもの。あまりの大きさに少々恥ずかしい気もしました。
おかげで遠くからもとても目立っていました。
結果、良かったのかな・・・

2017-03-11
今、欲しいのは?新商品開発しました!

オンラインストアの開設と同時に新商品の開発も進めていました。基本的にオンライン限定での商品にしようと思っていましたので、今自分たちが欲しいものを形にしよう!というところからスタートしました。

はじめはダイニング関連のものを考えていましたが、それにとらわれないのでもいいのでは?ということになりました。するとすぐに今回開発したコートハンガーの案が出てきました。

自分たちの子供が増えていくと同時に保育園のかばんや帽子など様々なものが増えていき、そこらじゅうに物が散乱するようになってしまいました。子供たちにとっても片付ける場所があった方が習慣にもなりますので、これこそまさに今自分たちが欲しいものでした。

はじめは、棚をつけたりして収納の機能をメインに考えていたのですが、置き場所のシュチュエーションや日々の暮らしの場面を想像しながら、形にしていきました。壁にぴったり付けれるほうが置き場所も困らないとか、玄関先で靴をはいたりするのに座れたほうがいいのでは?など具体的なものが見えていき、最終的にハンガーとしての機能だけでなく座れるもの、スツールとしても単体で使えるような2通りの使い方ができるような形になりました。

 

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今回デザインしていただいた品川さんも2人のお子さんがいらっしゃるということで、洋服をかける部分もかわいらしいほっこりできるデザインにしていただきました。

 

 

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座れる部分はペーパーコード(紙紐)で編んであります。チェアーと同じで手編みです。小さい方で、約4時間。大きい方は6時間ほどかかります。

 

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サイズなどはオンラインストアをご覧下さい。  オンラインストアはこちらです   http://manuf.shop-pro.jp/

 

まずは3月18日、19日に行われる「大川 春の木工まつりin JR博多シティ」に持っていき反応を見たいと思います。

その次は4月8日、9日の本番、「春の大川木工まつり」でもお披露目したいと思います!

フェイスブックページはこちらです https://www.facebook.com/Okawa.Mokko.Matsuri/

 

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大川 春の木工まつり in JR博多シティ

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今月の18日~19日で開催されます『大川 春の木工まつり in JR博多シティ』ではワークショップで参加させていただきます。
子供用のスツールの座面を編んでいきます。準備も着々と進んでいます。
木部はいろいろな材料で作っているので、好きな材料、木目のものを選べます。
樹種は、ヒノキ、樺桜、オーク、パイン。

数に限りがありますので、お目当ての樹種がある方は、ぜひお早めにお越し下さい!
お待ちしています。

フェイスブックページはこちらです  https://www.facebook.com/events/1758511877801579/