家具について

2015-03-10
木材の端っこはとてもカラフルです。

IMG_6737IMG_6740こちらの工場にはテーブルやチェアの材料として、manufで使うオーク材以外にも数種類の木材を入荷します。
入荷した木材の端っこは、とてもカラフルなんです。
割れ防止という意味もあるらしいのですが、製材している会社が分かるように塗っているようです。
そんなに色んな色があるわけではありませんが、材料が入荷すると今度はどんなのが来たのか楽しみです。
このような状態が見られるのは、バンドでまとめてある入荷した時だけなんです。数日後には木取りされテーブル
やチェアになっていきます。

このような名前の入ったものもあります。こちらはフィンランドから届いたパイン材です。
IMG_6743

2015-03-07
ペーパーコード編みその2

少し間があきましたが、その1に続いての編み作業について書きたいと思います。縦の編みが終わって横の編みに移るのですが、ここからはひたすら表を編んで裏を通すという作業の繰り返しです。最初の方は進んでいるのが分かるのですが、途中からちっとも進んでいる感じがしなくなります。それを乗り越えると後は早く感じるのですが。
横の編み作業でも大切なのは力加減を一定にすることです。縦に比べて本数が多いので、途中途中で見本と照らし合わせて確認することが大事になってきます。(後で泣くことになるので)また写真を見てもらうと分かるように、きちんとまっすぐきれいに編んでいくことも大事です。編んでいくと、どうしても縦の紐が引っ張られるのでそれも修正しながら進めます。引っ張るというと、写真のような色が付いた紐は抵抗が強いのでよく見るキナリのものより余計に時間がかかってしまいます。
編み方にも色々ありまして、L字のフックのようなものを使って、表だけ編んでいくようなやり方もあります。その方が、編むのも早く紐の量も少なくてすみます。しかし、耐久性を考えると裏を通すやり方の方が長持ちすると思います。今はいわゆる「カナコ編み」と言われる編み方のみですが、今後はYチェアのような編み方(正式名称はないようです)の商品も作っていきたいと思っています。IMG_6711 IMG_6714

2015-02-24
テーブル天板の凹み加工について

IMG_6275テーブルのオプション加工、『凹み』についてのご紹介です。
丸いテーブルは、自分の体の両側からテーブルのふちが離れていきます。
小さなお子様は食べているものが落ちやすくなったり、お絵かきなどをするときも肘が
落ちてしまったりします。それを解消したいと思い、凹みの加工をオプションに加える
ことにしました。
私自身が小さな子供を持ち、丸いローテーブルを使っていて不便さを感じることもあり
ましたので、思い切ってくり抜いてみました。2年程使っていますが、使いやすいなあと
感じます。子供たちも凹んでいるところが自分の場所と認識して、そこに座ります。
子供たちだけでなく大人も何となく凹んでいるところに座ってしまいます。体から両端が
離れていかないので、大人にとっても使いやすく感じます。おばあちゃんになったら、
凹んでいる場所はきっと私の定位置です。

 

2015-02-14
編み作業 その1

「ててて見本市」に出展していましたので、久しぶりの編み作業となりました。
まず初めに縦の紐を編んでいくのですが、この際真ん中に行くまでが重要になります。写真を見てもらうと分かりますが、巻きつける木部がカーブしています。これは座り心地を良くするためにカーブしているのですが、真ん中に行くまでは下がった感じになっています。すると編む際に力を入れて引っ張ると、どんどん下がってしまいます。そのため、編む度に修正をしなければなりません。隙間が空いたり、引っ張りが足りなかったりまた引っ張りすぎたりすると紐の大きさが変わってしまうので、最後に本数が合わなくなることがあります。真ん中までいってしまうと後は早いのですが、縦の編み作業は全体の四分の一位の感じです。これからが本番ですね。続きはまた次回に。(写真の椅子は別注色のものです)IMG_6704 IMG_6709