Blog, 家具について

木材加工用機械 その1

先日から九州地方に台風15号が上陸し、様々な被害をもたらしました。工場のある福岡県筑後地方はフルーツなどの栽培もさかんに行われており、収穫間近の農作物にも被害が及びました。そんな中、うちの工場では大きな被害はなかったのですが、雨漏りにより機械の一つが水浸しになってしまいました。使っている機械は古いものばかりで、なかなか新しい機械を買うことも出来ませんので手直ししつつ使っています。20年、30年選手もたくさんいます。なんとか修理できるとよいのですが。
さて、機械の話もでてきましたので今回は工場で使っている木材加工用機械についてご紹介します。色々と種類がありますので、ちょこちょこと小出しに紹介していきたいと思っています。

 

クロスカットソー

 

桧座卓工程 033

 

テーブルを作る際や、椅子の部材などを作る時、基本的に最初に使うのがこの「クロスカットソー」という機械です。日本語では、「のこ軸移動横切丸のこ盤」というそうです。ほとんど使わない名前ですが、こちらのほうがどんな機械なのかは分かりやすいですね。前後方向に進出後退する丸のこによって、左右方向に長いテーブル上に置かれた加工材を、切断する横切り専用の丸のこ盤です。木取り用で径の大きな丸のこを取り付けることが出来ますので、厚い材料なども切断できます。この作業では仕上がり寸法よりも大きめにカットしていきます。
この前には、テーブルの寸法を考慮して使う材料の量や割れや節、また色味などを見てどの材料を使うかの仕分けがあります。そういった部分は機械には出来ないところです。それではまた次回。

 


2015-08-27 | Posted in Blog, 家具について | No Comments »