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ペーパーコード編みその2
少し間があきましたが、その1に続いての編み作業について書きたいと思います。縦の編みが終わって横の編みに移るのですが、ここからはひたすら表を編んで裏を通すという作業の繰り返しです。最初の方は進んでいるのが分かるのですが、途中からちっとも進んでいる感じがしなくなります。それを乗り越えると後は早く感じるのですが。
横の編み作業でも大切なのは力加減を一定にすることです。縦に比べて本数が多いので、途中途中で見本と照らし合わせて確認することが大事になってきます。(後で泣くことになるので)また写真を見てもらうと分かるように、きちんとまっすぐきれいに編んでいくことも大事です。編んでいくと、どうしても縦の紐が引っ張られるのでそれも修正しながら進めます。引っ張るというと、写真のような色が付いた紐は抵抗が強いのでよく見るキナリのものより余計に時間がかかってしまいます。
編み方にも色々ありまして、L字のフックのようなものを使って、表だけ編んでいくようなやり方もあります。その方が、編むのも早く紐の量も少なくてすみます。しかし、耐久性を考えると裏を通すやり方の方が長持ちすると思います。今はいわゆる「カナコ編み」と言われる編み方のみですが、今後はYチェアのような編み方(正式名称はないようです)の商品も作っていきたいと思っています。